人に言えない趣味ほど良い
大いに語弊がありそうですが
人に言えない趣味が良いなどと言うと、反論しかこないようにも思いますが。
それでも、あえてそう言いたいような気もします。
別に人に知られて恥ずかしいことに限定というわけではなく。
そもそも趣味というもの自体が極私的なことであるので、人に言う必要もないという風に言い換えてもいいかもしれません。
植草甚一さんも、人に自分は最近こういうことに凝っているんだと言っている時点で、すでに飽きてきているんだというようなことをおっしゃっていました。
人に言わずに自分だけの世界で大切にしていく。
そう決めてしまうと、いわゆるタブーの境界を気にする必要もなくなりますので、とても自由です。
ここを規制するとしたら、思想や言論の統制まで視野に入るかもしれません。
フランク・ザッパの曲に brain police というのがあって、そこから日本のロックバンドが頭脳警察と名乗ったというのを聞いたことがあります。
人に言えないのは孤独か?
趣味を人に言えないのは、孤独でしょうか。
これは、人様々でしょうが。
私としては、まったく問題ないように思っています。
誰かにほめられたいとか、認められたいなどという考えが無ければ、自分で評価できれば、それがすべてに思います。
ただ1つだけ意識することがあるとしたら、飽きずに続けるということでしょうか。
いつもではなくて、ふとした瞬間に自己満足にひたることができる。
それだけで十分に思います。
後は、自分がいなくなってからのこと。人はだれもいつかは、死んでしまいます。コレクションの最後は、その後のことまで考えておく必要もありそうです。
理想は、自分がメインテナンスをしなければ、消えてしまうものであること。これが一番です。そうでなければ、先行きを自分で手配しなければなりません。
まあ、たいていのコレクションは、本人自身以外の人にとっては、どれも同じようなゴミのようなものにしか見えませんので、処分されるということでは、代わりはないのかもしれませんが。
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