孤独にひたる
仲間に囲まれる
人間生きていくためには、人とかかわらなければなりません。できれば、身の回りに仲間と呼べるような自分に好意を持っている人がいてほしいものです。少なくとも、敵意のある人ばかりでは、つらくなります。
孤独ということを考える前に、この居場所というか、帰る場所というかがあるかどうかで、その意味合いはがらっと変わってくると思われます。
戻る場所があって、孤独にひたれる
戻る場所があって孤独であることと、それがなくて絶対的な孤独とでは、同じ孤独でもまったく違ってきます。例えば、サウナに入っていて、かなり暑くなった状態で、水風呂に短時間浸かるのと、寒い中で水風呂に入るのとでは、天と地ほども差があるようなものです。
考える時には、一人で
仲間がいると良いとか、集団の中で生活するとか言っても、すべてがそれだけでは、考える時間すらなくなります。今は、スマホで、LINEなどもありますので、一人で居ても一人ではない状況に24時間さらされています。
基本的に、学んだり、考えたりすることは、一人で行うことです。自分の意識をそこに集中させなければなりませんから、外からの刺激やそれにリアクションを起こさなければならない状況は、妨げになります。
プライバシーの問題にもかかわってくると思いますが、この一人になれる時間を一日の中でどのように確保できるかというのは、大切な問題であると思います。
リセットできる場所を探す
日常の中にすべてをシャットアウトして、自分だけの世界を作れるように考えていかなければなりません。その間は、スマホや連絡用のピッチも切って、まったく自由になる一人だけの時間。
すべてのしがらみや悩みから自由になれる場所を自分なりに探すというのは、誰かに期待していても確保することは不可能です。自ら環境を整えていかなければなりません。
私の場合は、週一回のサウナ、そして、マッサージの時間が一つの場所となっています。といっても毎週必ず行けるわけでもないのですが。これがあるので、かなり煮詰まった時に助かっています。できれば、普段の職場にもそのような場所と時間を確保したいものですが。
以前、先輩に、仕事中にもどこを探しても居ないという時間を作らなければと言われたことがあります。なんだかダメ社員のようですが、意味合いは十分理解できます。
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